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晴明神社の桃・・・![]()
京都晴明神社境内には厄除けの大きな桃があります。
台座に五芒星が刻印されています。
古来より桃は厄除けの象徴と伝えられています。
その理由を解明したいと思います。
この桃は桃太郎のおはなしのもとにもなっているといわれています。
ここにヒントがあるかもしれません。
桃太郎は鬼退治に出かけます。
その時に連れていた従者がさる・きじ・犬と伝わっています。
一見弱そうなおともの者たちです。
鬼を退治できるほど強そうには見えません。
しかし鬼を退治するにはこれで十分でした。
さらにはこの3匹のお伴でなくてはならない理由がありました。
この3匹は干支をあらわしています。
時計の方向に干支を並べるとこの3匹すなわち申・酉・戌は
裏鬼門にあたります。
この3匹で鬼門・・・すなわち鬼・・・を封じたのです。
これで鬼はもう出てくることが出来なくなりました。
その封印が解かれるまで。
このために清明神社の桃はこの神社がある限り
そこから移されることはないのです。
さて・・・
なぜ黍(きび)団子なのでしょうか。
このことも一件不思議な謎があります。
おそらくこのお話はその昔の実話をもとにして
語られたお話だと思います。
しかも桃太郎のおはなしは日本全国沖縄から秋田青森までその
原型があるといわれています。
おそらくは鬼と想定された勢力との戦いがありました。
鬼とは大和民族に対するアイヌ民族だったかもしれません。
当時アイヌは四国地方にまでその勢力範囲が及んだと
高知県の明野神社など古い神社の記録にあります。
キビとは農業をあらわします。
つまり土地に定着することを意味します。
余談ですが農業には灌漑用水や治水が必要です。
桃太郎の桃が川から流れてきたことにも意味があるようです。
キビ団子をご褒美にあげる・・・つまり農作物を栽培する
ことによって安定した食料の確保ができます。
それまでの不安定な狩猟漁労のみに頼る生活は一変して
豊かなものに変わったと思えるのです。
ご褒美はダンゴ一個だけのことではなかったと思うのです。
猿・キジ・犬にとってなによりもうれしいご褒美だった
と思うのです
続きはまたね・・・![]()
(鬼ちゃんあやしい・・・みんなでジー・・・
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