陰陽師の謎 66 棚機(たなばた)とは

みんな元気ですかドキドキ

はた織のこと・・・グッド!

昨日ご紹介した棚機神社はすべて式内社の社格を持っています。

つまり奈良平安の時代には非常に高い格式のある神社として

それなりの尊敬を集めた尊い神社です。

つまり多くの神社をその傘下にもつ神社です。

これはよく考えると異常なことです。

人間が生きていく上で大切なものは衣食住です。

どれが欠けても人間らしい生活はできません。

それなのに食物つまり農作業のためだけの神様は

これほどは存在しません。

ちなみに農作業を可能にするための治水灌漑の神様があっても

いいと思われますがそのための神社も見当たりません。

ましてや住環境を整えるための大工さんの神様も見当たりません。

機織りだけが全国に式内社を持つほど異常な尊崇を集めています。

この機織りとは何か特別な織物だったのではないかという思いが

沸き起こるのです。

そのヒントになるのが羽衣伝説です。

思えば吉祥天女や弁財天や三保の松原の天女はみな

特別な羽衣をまとって天を自由に飛んでいます。

このシリーズ44章でこのことには触れました。

(吉祥天女)

(弁財尊天)

三保の松原の伝承はこの羽衣を地元の若者に隠されてしまい

天に帰ることが出来なくなるというお話です。

なんともリアルな伝承です。

当時の人々にはこの反重力装置のようなものが

虹色に輝く絹織物のように見えたと思うのが自然です。

というのは時代や場所が変わってもみな同じように

見えているからです。

さらに・・・

これも以前ご紹介したことですがスサノオやニギハヤヒは

ごく短時間に日本全国を制圧しています。

当時の道のなかった日本をそれこそ一晩で九州から東北まで

飛んでいるように移動しています。

実際に天の鳥舟や天の岩船に乗って移動したという伝承が

残っています。まるでムハンマドの天馬(ビマーナ)です。

さらには何度もご紹介した天の叢雲の剣の不思議です。

上空に常に不思議な雲を帯びたつるぎはモーゼやキリストの

移動とともに上空に一緒にいた不思議な雲のようなものを

思いおこします。

この雲のようなものが数々の奇跡を起こしていることは聖書にも

詳しく書いてあります。

そしてもうひとつ・・・

「3年寝太郎」の昔話が徐福の治水灌漑の様子を語った物語で

あることをご以前ご説明しました。

同様に「鶴の恩返し」という昔話があります。

この話はゆき☆はな
さんに大きなヒントをいただきました。

妙齢の娘が恩返しに機織りをします。

絶対に覗いては行けないといい含めて。

しかし家人は約束を破ります。

そして見たものは鶴が機織りをしている姿でした。

これは白く輝く何者かの姿が鶴に見えたと思うのが自然です。

当時の人にはそれ以外に例えようが無かったのです。

ということは異星人あるいは天女の姿を見たのかもしれません。

おそらくこれらの織物は単なる着物の生地だったのでは

ないと思う方が自然です。

だからこそ日本全国に棚機神を祀る神社があるのかも

しれないのです。

続きはまたね・・・

(少し見えてきた・・・)

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