みんな元気ですか
土曜日のMusic musicだよ・・・
きょうはビートルズとエリック・クラプトンの伝説の名曲
「While My Guitar Gently Weeps」をお届けします。
この曲はビートルズのこれまた伝説の「ホワイト・アルバム」
(1968年発表)の中に納めれています。
曲自体はビートルズのメンバーのジョージ・ハリスンの
作詞作曲ですがこの曲の逸話があります。
ジョージがどうしてもこの曲の「泣き」の味が出せないと
悩んでいました。そのことをクラプトンに相談しました。
するとクラプトンは「あー、それなら簡単だよ。こうすれば
いいから」といってその場で「泣き」を作ったそうです。
そうしてできたのがこの伝説の名曲でした。
ビートルズのジョージ・ハリソンはあまり表に出てこない
メンバーでした。ジョン・レノンやポール・マッカートニー
と比べても名前を記憶している人も少ないかもしれません。
ジョージも実はギターの名手です。だからこそ「泣き」を
完璧にしたかったのだと思います。
ジョージ作曲のこの曲は彼の天才ぶりを如実に物語ります。
「While My Guitar Gently Weeps」
(仮題 僕のギターは泣いている)
このビートルズのアルバムはクラプトンも
ギターに参加している珍しい作品です。
この曲には日本語のタイトルがありません・・・
この上なくスイートなメロディーです。
そして次はエリック・クラプトンご本人です。
ビートルズのポール・マッカートニーと共演したときの映像です。
このコンサートは2001年に亡くなったジョージの追悼の
コンサートでした。ジョージの息子ダニー・ハリソンも
アコースティック・ギターで演奏に参加しています。
ステージの前で演奏しているハンサム・ボーイが
ダニー・ハリソンです。
なんだかクラプトンの哀愁を帯びた歌声にジーンときます。
彼の亡くした子供のことをどうしても思い出してしまうんです。
彼の子供はまだ小さい時にマンションから転落死しています。
ダニーはクラプトンのことをどう思っているのでしょうか。
ジョージの前の奥さんレイラはクラプトンの奥さんになりました。
略奪婚と言われたこともありました。
クラプトンは「レイラ」という曲も書いています。
でもダニーはレイラの子供ではありません。
この映像を見る限りではわだかまりは全くないようですね。
ちなみに後ろに元ビートルズのメンバーの
リンゴ・スターのドラムスも少し見えます。
そんなストーリーをはぐくみながら演奏は続いていきます。
音楽は物語です・・・
最後は意外な感じを受けますが・・・
ジェイク・島袋のウクレレで同じ曲を聞いてください。
2009年ハワイのアート・フェスティバルでの演奏です。
彼はハワイを中心に活動していますが
穏やかでとても魅力的な人柄に日本でも
多くのファンがいます。
この曲はAマイナーが基調の短調で演奏されます。
その意味でやはりウクレレにも合うのだと思います。
今週のハワイシリーズの締めでジェイクをお送りしました。