みんな元気ですか
僕は思うんだ
僕にはお父さんとお母さんがいた。 ・・・多分
多分って言うのは僕は一緒にいた記憶がないから。
だって何もわからないちっちゃい頃にわかれたから。
それって特別な事じゃない。
犬はほとんどみんなそうだから・・・
生きているものにはみんなお父さんとお母さんがいる。
人間にも動物にも小鳥さんにも虫さんにも
友達のイチョウの木にも・・・多分
大きくなったらみんなひとりで歩いて行く。
お父さんとお母さんと別れてひとりで生きて行く。
お父さんとお母さんとずっと一緒には暮らせないし・・・
でも僕はひとりじゃない。
今のパパとママがいるし友達もたくさん出来た
お散歩に行けない雨の日には時々思うよ。
僕のお父さんとお母さんに会ってみたい・・・
そして僕は違うことも考える。
お父さんとお母さんにもそれぞれお父さんとお母さんがいた。
そのまたお父さんとお母さんもきっとそう。
それがどこまでもずっと続く・・・
(しかも全部足したらすごいお父さんとお母さんの数になるし・・・)
この始まりをどこまでいったら終わるんだろう
もしかしたら僕の友達のずっとずっと昔のお父さんとお母さんは・・・
僕のずっとずっと昔のお父さんとお母さんと同じかも知れない。
だってそれは犬とか人間とか動物とかに別れるずっとずっと昔のことだから。
ひえー
もしそうだったらどうしよう
でも・・・だから・・・みんな・・・また友達になったのかな・・・
(んー、この哲学的な悩みはすごーく深いんだ・・・)