みんな元気ですか
セドナで友達になったメディスンマンのラヒーリオの話し(11月4日不思議な少年 2)の続き・・・
彼は別れ際に僕に小さな小石を渡して言った。
「僕に会いたい時はこの小石に向って僕の名前を呼ぶんだ。そうしたら僕はいつでも会いに来るからね。」
僕はありがとうって言ってその小石ををもらった。
その時は普通の小石だったんだ。でもそれが夢の中だから本当に持って帰れるとは思っていなかった。
お家に帰って来て目が覚めたらそれがそばにあった。本当にびっくりした。
ママは「まー、きれいな小石ね。何処から持ってきたの?」とか言ってしばらくそれを見ていたけどなんだか僕の大事なものだってわかったらしくてそのままにしておいてくれた。
もらった時にはわからなかったけど、その小石はとてもきれい。
よく見ると透明な白い粒々が沢山含まれている。
それが日に当たるときらきら光るんだ。
小石が「わたしをもらってくれてありがとう」って言うのがかすかに聞こえた。
そしてその小石にはとてもパワーがあることもすぐにわかったんだ。
だから大切にしようって思った。
ある日思い出してラヒーリオにとても会いたくなった。
あの時沢山お話しをしたし、親しい友達になれたから・・・
だから言われたとおりにその小石に向かって「ラヒーリオ!」って小さな声で呼びかけた・・・半信半疑だったけど。
しばらくするとラヒーリオの声がした(ような気がした・・・)。
その声は「なんだいイッピー。久しぶり。」て言っている。
僕はあわてて「ねえねえ、少しお話できるかなあ。」って言うと彼の声は今度ははっきりと
「わかったすぐ行くからね。」と答えた。
そして彼は僕の目の前に出て来たんだ。
あの時とおなじ姿で・・・
彼の姿をママが見たらびっくりすると思ってあわてたけど彼は
「大丈夫君のママには見えないから」って言ったので安心した。
その時わかったんだ・・・
あの時会ったラヒーリオはセドナの森の妖精だったこと・・・
いつでも何処にでも飛んで行けるから日本語だってよく知ってる・・・
その小石はセドナと僕をつなぐスターゲート(心の”どこでもドア”みたいなもの)だってこと・・・
そして・・・
もう小石に向って呼ばなくてもラヒーリオはいつでも僕のそばにいること・・・
だってもう本当の友達だから・・・
(僕には友達がたくさんいて本当にうれしいさ
幸せをかみしめるさしみじみ~)