みんな元気ですか
きのうの続き・・・
チェリーの話は続く・・・
アンダルシアから伝わったイスラム文化は瞬く間にヨーロッパに広まった。
文明が広がる時にはいつも言葉が広まる。
イスラム語の特徴的な接頭語に AL がある・・・(ってダジャレじゃないよ・・・)
ALはイスラム語の定冠詞・・・それがそのまま英語になっているものが今でもいくつも残っている。
例えばアルコール(酒)、アルケミスト(錬金術師)、アルゴリズム(数学の計算方法)・・・etc,etc.
それではどこからイスラムはその文明を学んだのか・・・
そのイスラムに文明をもたらしたのは・・・実は古代ギリシャ時代の文明。
その時代にアラブ諸国は競ってギリシャの文献のあらゆるものをアラビア語に翻訳した。
文字通りあらゆるもの・・・哲学、化学、医療、芸術・・・等等。
その数は膨大なものにのぼっている。
その一部がアルハンブラの蔵書になっていた。
つまり中世のヨーロッパは古代ギリシャの文明をアラブを通して学んだ・・・と言っても過言ではない。
そのためにアルハンブラは大きな役割を果たした・・・。
つまりイスラム文明がなければ今のヨーロッパの繁栄はなかったかもしれない・・・
そしてそれが今日のアメリカの繁栄につながっている・・・
対立する者同士が・・・実はお互いに過去の存在があったからこそ・・・今の繁栄がある。
ひと時の両者の融合は・・・時空を超えて・・・実を結ぶ・・・。
歴史は不思議な網目模様を紡いで行く・・・
チェリーは続ける・・・
いまイスラム世界とキリスト教世界では…お互いに内部で激しい葛藤がある。
片方では和解することによってお互いの共存を図ろうとするエネルギーと・・・
一方ではあくまでも戦いで決着を付けようという勢力と・・・
でもこの内部葛藤も長くは続かない・・・
もうすぐ・・・愛の力がすべてを覆い尽くすから・・・
ここでチェりーは話をとめた・・・。
それがどのような結論になるのかは分からない。
それこそが僕たちの・・・未来の選択だから・・・
アンダルシアの太陽は今日も眩しく輝いているのだろうか・・・
(平和な日々が来ますように・・・祈る僕)