みんな元気ですか
きのうの続き・・・
僕は’ワクーマ’と’つきの’の2頭のイルカとすぐに友達になった。
初めにどうやって泳いでいいか迷っている僕に2頭はこう言った・・・。
「ダメダメその格好のままじゃ。
早く僕たちと同じイルカになるんだよ・・・
そうすると楽しく泳げるようになるから。」
彼らは僕が精霊でどんな形にでもなれることを知っていた。
しかし言うほどは上手くいかない・・・。
それもそのはず・・・
僕はイルカが細部に渡ってどのような形になっているか
良く分からなかったから。
そこでつきのが僕にイルカの形のイメージを
ダイレクトに頭の中に送って来た。
僕はその助けを借りる・・・
すると信じられないほど簡単に僕はイルカになることが出来た。
それを見てワクーマが手をたたいて(いるように)よろこんでいる。
まるでこれから一緒にすごく楽しい事がたくさん出来るね・・・って
言ってるみたいに・・・。
なんだか彼らはよそから転校してきた遊び友達に・・・
新しいそこの土地のやり方を僕に教えているような気分らしい・・・
僕といるか達のやり取りをラヒーリオも笑って見ている・・・。
彼はもうすでにこのような場面は経験済みらしい・・・。
僕はその気分に素直に従う事にする。
なにせ・・・海の中じゃなんてったって彼らの方が大先輩・・・
それも数億年の歴史と経験の積み重ねの違いがある。
それに彼らが持っている不思議な雰囲気・・・
どんな事でも遊びに変えてしまう楽しそうな雰囲気は
僕が前に知りあった宇宙からきた友達とすごく似ている・・・
参照→宇宙から来た天使たち
僕は知っている・・・
この遊び心でいっぱいの彼らは見た目と違って・・・
知識や経験や・・・物事の本質を見抜く力は本当にすごい・・・
想像を絶するほどするどいって事を・・・。
だから僕は彼らの前では素直で謙虚にならざるを得ない。
と言うより・・・彼らの雰囲気は僕の気持ちにそれを構える事すら
忘れさせるほど・・・暖かくて心地よい物を持っている。
彼らは僕に言葉ではないメッセージを送っている・・・
「海にはいったら・・・楽しむんだよ・・・
すべてを忘れて・・・
だって・・・これが本当の君のふるさと・・・
君は今・・・水の星に・・・つつまれているんだから」・・・って。
イルカになった僕はゆっくりと泳ぎ出す・・・。
彼らの暖かさと・・・圧倒的な海の心地よさにつつまれる・・・
懐かしさと・・・うれしさで・・・急に胸がジーンとなる・・・。
僕は感じる・・・この感覚は初めてじゃない・・・
彼らと少し離れて泳いでみる・・・
だって涙を見られたくなかったから・・・
でも大丈夫・・・
僕は今・・・海の中・・・
この続きはまたね・・・
(イルカになって泳いでいる気分の僕・・・どうだい・・・決まってるだろう・・・すいすい)