地球(テラ)の旅立ち 神集い 14 やまとと栞(しおり)

みんな元気ですかドキドキ

きのうの続き・・・グッド!

栞(しおり)とやまとは今東京からの沖縄直行便に乗っている。

東京を出たのが一時間前だから今半分くらい飛んだ事になる。

やまとはアメリカの大学院を卒業し外資系の巨大投資ファンドで働くM&Aのスペシャリスト。

栞は同じくアメリカのハイスクールを卒業しそのまま現地で看護師の資格を取得。

英国と日本のアロマテラピストの資格を持っている。

彼女は大きな老人ホームでアロマテラピーのサロンをいくつか持っている。

二人はワシントンDCで知り合ってすぐに恋に落ちた・・・。

それは運命だったのかもしれない・・・と栞は思っている。

帰国後ようやく日本での生活のリズムが安定してきたのでもうすぐ結婚することにした。

きょうはやまとの少し早い夏休みが1か月間まとまってとれるので

二人で沖縄に向かっている。

二人をアメリカで引き合わせてくれた恩人の石嶺教授に婚約の報告をする事になっている。

久しぶりに石嶺先生に会うので二人ともウキウキしている。

石嶺教授はアメリカの大学で海洋生物学を教えていた。

もう40台半ばになるが物事にこだわらないさっぱりとした性格が

誰からも好かれている。

今は沖縄で海洋生物研究所の所長をしている。

栞はアメリカで週末だけの学校を日本人の小中学生の子供たちに開いていた。

学校と言っても正式な物ではなく週末集まって子供たちに

日本の遊びや習慣を通して、アメリカに居ても日本の心を忘れないようにするための

いわば週末のキャンプのようなもの。

夏になると一週間単位でサマーキャンプも開いていた。

折り紙・・・

流しそうめん・・・

スイカ割り・・・

浴衣の着付け・・・

盆踊り・・・

冬にはもちつき・・・

などを子供たちに教える・・・

・・・すべて日本語で。

口コミの評判を聞きつけて生徒の数が毎年増えるようになっていった。

自分達だけの2~3人のスタッフでは足りなくなってきたので

その子供たちの相手をする日本人の学生ボランティアを集めるため

大学の日本人の先生に依頼してみた。

すると石嶺教授が自らもこの週末スクールに参加してくれた。

その石嶺先生が連れて来てくれたのがやまとだった・・・。

やまとは特に熱心に栞を手伝った・・・。

それがきっかけで二人は親しくなっていった・・・。

栞はこの週末スクールは自分たちが帰国する時に

信頼のおける友達にゆずって来た。

もともと利益目的ではないのでぎりぎりの運営をしていたが

生徒の数が100名を超えるようになってある程度事業としても

成り立つようになっていた。

しかし栞はやまとと一緒に日本に帰ることを選んだ・・・。

沖縄では何日滞在するかまだ決めていない

でもきっとわくわくすることが待ちうけている・・・。

二人にはそんな予感があった・・・。

この続きはまたね・・・グッド!

イッピーの独り言

(僕も楽しい事大好き・・・一緒に遊ぼうよっ・・・おいでおいでドキドキ

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