地球(テラ)の旅立ち 神集い 17 偶然は必然

みんな元気ですかラブラブ

きのうの続き・・・グッド!

ダンとジョアンそれにやまとと栞は石嶺教授の研究所のクルーザーで朝早く

沖縄本島を出発して黒島に向かった。

石垣島で5人で軽くランチをしてそれから黒島に向かう。

その日は天気も良好で波も静か・・・。

石嶺教授は僕たちに・・・

今日は面白いものを見せてあげよう・・・と言っていた。

それが何かまだ誰も説明を聞いてはいないが・・・

何か学術的価値があるのもだと言う想像はつく・・・。

しかも今までに発表されたものではない・・・。

石嶺教授の表情はやや緊張を含んでいる。

彼をよく知っている僕たちは全員が・・・

そのことから何かを感じていた・・・。

今から・・・何かが起きる・・・。

これは普通のダイビングではない・・・。

いっぽう・・・

僕とラヒーリオは朝からワクーマとつきのと一緒。

しばらくイルカになってみんなで泳いでいると

つきのが急に静かになって耳をすませて何かを感じているような気配・・・。

するとワクーマもそれに同調する。

僕とラヒーリオも同時にその気配を感じる。

人間たちがあのスポットに近づいてくる。

しかも彼らの目的はあの海底遺跡・・・。

ラヒーリオはすぐに彼らがどんな人間かをセンシングする。

僕も他のみんなもラヒーリオの見えないアンテナにセンサーをシンクロさせる。

僕たちはすぐに悟った・・・。

彼らはおそらく他の人間たちと比べても・・・

とても自然や動物や環境に対する意識が高い・・・。

決して無駄に環境を傷つけたりしない・・・。

それに動物に対して深い愛情と理解を持っている・・・。

ラヒーリオとイルカたちは一瞬で・・・

とりわけ中の二人が人間たちの中でも・・・

大自然の事について本当に深い知識を持っている事を見抜いた。

僕とラヒーリオ・・・それにワクーマとつきのは

瞬時に・・・例のビジョン転送方式で会話をする・・・。

それは人間なら通常2,3日もかかるような情報量のやり取り・・・。

そしてある結論に達した・・・。

それはこれからここに来る人間たちに・・・

この遺跡の秘密を託してもよい・・・。

おそらくその時期がもう来ているのだろうという判断だった。

僕がなぜ・・・遺跡をまだ見たことがないのに・・・

その会議に加わる事が出来たのか・・・。

それは簡単なこと・・・

僕はワクーマとつきの・・・

そしてラヒーリオから例のビジョンを転送してもらい

そこに何があるのかもうすでに知っていた。

自分で実際に見るよりもはっきりと・・・

そして鮮明に・・・。

そしてその事の意味も・・・

それは単なる遺跡ではなかった・・・

そこには人類と地球の未来のカギを握る・・・

驚くべき秘密が隠されていた・・・

それこそが遠い過去からのおくりもの・・・

僕たちみんなが同時に思う・・・

これから起きる出会いは・・・

偶然だけど・・・

それは必然・・・。

この続きはまたね・・・グッド!

イッピーの独り言

(ついに秘密のベールが開かれる・・・じっと身をひそめてその時を待つ僕・・・ドキドキ目

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