みんな元気ですか
遠いむかし・・・子供の頃置き忘れて来た話し・・・
その小さい男の子は初めて
おばあちゃんにブリキの飛行機を買ってもらった。
その飛行機はピカピカに光ってとてもきれいな姿をしていた。
だから毎日大事にして部屋の中で遊んだ。
男の子は飛行機は飛ぶものだと思っていた。
ある日彼は重大な決意を胸に秘めて河原に飛行機を持って行った。
その日はよく晴れていて風もない。
その子は紙飛行機を飛ばすみたいに飛行機の胴体を手にもって
その腕を高くあげて
「空まで飛んで行けー」って言ったんだ。
男の子が手をゆっくり離すと
飛行機はゆっくりと飛んで行った。
太陽の光をキラキラと反射しながら。
どこまでもどこまでも空の彼方に・・・
飛行機は見えなくなってかえって来なかった。
男の子はすごく満足そうな顔をしてお家にかえって行った。
PC調子が悪く編集再掲載の記事が続いています(汗)
(あの飛行機は今でも何処かの空を飛んでいるんだよ・・・きっと)