さよならケンタ

みんな元気ですかドキドキ

犬のケンタと人間のクッキーのサイドストーリー・・・グッド!

犬のケンタは13才で亡くなった。

クッキーはまだ小さい女の子。

ケンタはクッキーのお兄ちゃんのようだった。

二人はいつも一緒にいた。

お散歩に行く時はケンタがいつもクッキーを守ってあげて

いるようだった。

ケンタは13才の春になってから急激に弱りはじめた。

死ぬ2週間前は寝たきりに 。

時折苦しそうにして自分では水も飲めない状態だった。

医者に見せても年なので痛み止め位しか出せないと言われる。

薬を水で溶き口に流し込んでもこぼれてしまう。

殆ど反応が無くなっていたけど「幸せだった?」とクッキーが聞くと

虚ろな瞳に一瞬光が戻り小さくワンッと鳴いた。

またすぐにグッタリしたケンタにクッキーは涙が止まらなかった・・

あの日の朝ケンタはアレほど苦しそうだったのに

嘘みたいに静かで穏やかな顔になっていた。

クッキーは、あぁ・・もうすぐ死ぬんだなって思った。

クッキーが2年前に死んだおじいちゃんの仏壇に

「もうすぐケンタが行くから迎えに来てやって」とお願いした。

するとクッキーの耳元で風がビューっと吹いた。

室内だし窓はどこも開いていない。

クッキーはおじいちゃんが迎えに来てくれたんだと思った

その一時間後にケンタは旅立って行った。

仏様のような穏やかな顔で笑ってる様だった。

近所の人がケンタに大きな花束を持ってきてくれた。

クッキーは涙が止まらなかった・・・。

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イッピーの独り言

(さよならケンタ・・・思い出をいっぱいありがとう・・・パー

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