みんな元気ですか
前回の続き・・・
スサノオの最初の宮は御室山(みむろさん)のそばにありました。
現在の島根県出雲の須賀神社の奥の山です。そして奈良の大和の
ニギハヤヒの宮があった三輪山も昔は御室山と呼ばれていました。
故郷と父の宮をしのんでその名が付けられたのだと思います。
ニギハヤヒが大和に都を構えてからスサノオは数年で亡くなりました。
親子は二度と会う事はありませんでした。ニギハヤヒが父スサノオを
どれほど敬愛していたかは想像に難くありません。しかし彼らの視線は
遥か遠く未来に向いていました。このシリーズの第5章「日本の夜明け」
(参照リンク→こちら
)
の冒頭で述べたように歴史は一見無残にも彼らの存在を消し去りました。
スサノオは実態とは程遠い神話に祭り上げられ、ニギハヤヒは
その存在さえも500年後には消し去られてしまいました。
しかし彼らが築いた天皇家と言う土台と枠組みはその後今に至るまで
2000年近くの時を経て続いています。
世界でも類を見ないおどろくべき血脈と体制の継続がここにはあります。
ここにもまた彼らの遠い祖先・・・ダビデ王そしてその息子ソロモン・・・
その後放浪の旅を続けた民だけが持つ遥か遠くを見つめる目とゆるぎない
信念をたたえた彫りの深い顔の表情を感じるのです。
ダビデとソロモンの親子にスサノオとニギハヤヒの親子が二重に映るのは
偶然でしょうか・・・。
続きはまたね・・・
(人の栄華はうたかたの夢・・・でも変わらない血脈のつながりはありんす・・・って、いつから「のかぜ」になったん?・・・っていうかありんこの方が似合うよ・・・あは)