前回の続き・・・
少し話しがそれますが・・・
この時代の指導者階級には多くの霊能力者がいました。
霊力比べのような戦いも日常でした。
古代中国の文献「三国志」の中の「魏志倭人伝」には卑弥呼は
特に鬼道(呪術)に優れていたとあります。
しかしその卑弥呼(アマテラス)よりスサノオ・ニギハヤヒは格上でした。
『先代旧事本紀』(せんだいくじほんぎ)にはニギハヤヒが
天神御祖(あまつかみみおや)から授けられたとする物に
「十種神宝」(とくさのかんだから)と「ひふみ祓詞」がありました。
十種神宝とは十種類の神器であり呪術に使ったと記録にあります。
この天神御祖(あまつかみみおや)とはスサノオの事だと想像します。
十種神宝はそれぞれの神器の名前は伝わっていますが
今ではどこにも残っていません。その存在が分からないのです。
参照→十種神宝/ウィキぺディア
次に「ひふみ祓詞」ですがウィキぺディアによれば以下のようにあります。
QUOTE:
『先代旧事本紀』の記述によれば、「一二三四五六七八九十、
布留部 由良由良止 布留部(ひと ふた み よ いつ む なな や
ここの たり、ふるべ ゆらゆらと ふるべ)」
と唱える「ひふみの祓詞」や十種神宝の名前を唱えながらこれらの
品々を振り動かせば、死人さえ生き返るほどの呪力を発揮するという。
- 「ふるべ」は瑞宝を振り動かすこと。
- 「ゆらゆら」は玉の鳴り響く音を表す。
UNQUOTE:
『先代旧事本紀』とは物部氏に伝わる史書です。
物部氏はニギハヤヒの子孫です。その記述の内容はある程度
真実が含まれていると思われます。
しかしニギハヤヒがこれらを天神御祖(あまつかみみおや)から
授けられたとしており「スサノオ」からと記述していない事は不自然です。
敵対勢力による手が入ることを見越して自ら手を加えた可能性があります。
ここに真実が隠されている臭いがします。あるいはうがった見方かも
しれませんが敵の目を欺くために書かれた書である可能性もあるのです。
なぜなら物部氏の偉大なる始祖スサノオの記述がないからです。
ウィキぺディアにも述べられているように十種神宝は存在しません。
これは想像ですが・・・。
あの「聖櫃」をそのまま『先代旧事本紀』に書くわけにはいきません。
なぜなら追っ手がこれをねらっていることははっきりしています。
そこでこの「十種神宝」と名前を変えた可能性もあるのです。
その神器は呪術に偉大な威力を発揮したのです・・・。
権力をもつ人の世は変わらずいつも真実を隠す事に明け暮れる
のでしょうか・・・
続きはまたね・・・
(オイラな~んもかくしてないも~ん)