レムリア 2 フラは祈り

みんな元気ですかラブラブ

前回の続き・・・グッド!

一瞬だが僕の頭をよぎったのは・・・彼女たちが

ネガティブを全く未経験なのか

それともすべての経験を経た後の姿なのかは

どちらとも分からなかった。

ただ僕には何となく分かっていた。

それはいずれ・・・この場所の

大自然の姿で伺い知れるだろうと言う事が。

人は常に大自然と共にある

人は常に大自然の一部

人はいつも大自然に・・・文字通り・・・

生かされている。

食物の恵みは常に大自然と共にある

優しさのみなもとの豊かな感受性も

何よりも・・・魂のよりどころさえも

大自然と共にある。

人の・・・命と心と魂のすべてが

大自然と共にあるから。

女性たちが目の前の小川のほとりに石をよけながら降りて行った。

小川と呼ぶには比較的広い川。

川幅が人間二人の身長位ある。

流れはゆるやか。

水面が太陽を反射してキラキラ輝いている・・・

彼女たちは小川のほとりに着くと手にしていたカゴを

傍の平たい岩の上ににおいた

と3人がそれぞれ同じ方向を向いてお祈りを始めた。

最初に山の方向

次に川に向かって

足元の大地

そして内なる自分に向かって

再び空に

彼女たちはそれぞれが同じ方向に独特の指の動きをしている。

そして・・・もう一度川に向かって

次に彼女たちの一人がカゴを手にして中の

小鳥たちが拾ってくれた木の実を仲間の女性のカゴに移した

彼女はそのカゴを手にして川のほとりに近づいた

そしてそのカゴを静かに川面に差し出す

彼女たちの動きは

歩く姿から・・・祈りから

一つ一つの動作のすべてが流れるようで本当にきれいだった

まるで・・・フラの踊りを見ているような感じ

僕は知っている

彼女たちはダンスを踊っているわけではない

でもそうとしか見えないほど

動きが流れるように流麗で・・・一つとして無駄がない

すべてが無言の中で進む

なぜだか・・心地よい音楽が聞こえているような気がした。

完璧に自分が何をしているのかを知っている人の動作

それは周りの空気さえも

その動きが調律しているようだった

僕は気付いた・・・

これはフラダンスの原型だって事に

その祈りの指と手の動きがフラの動きなんだ

彼女たちの動きが周りの凛とした空気と同化したその時に

何とも言えない・・・心地よい香りが辺りに漂い始めた事を

そしてボクは次に信じられない光景を目にした。

続きはまたね・・・グッド!

イッピーの独り言

(夢の中でフラの踊りをまねる僕・・・イケてるかなぁ・・・あは汗

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