タイムトラベル 終章 地球の未来は過去の手の中に

みんな元気ですかドキドキ

前回の続きだよ・・・グッド!

山登りをして途中で道に迷ったカップルは蝶の夢の導きで

無事に下山することができました・・・

これがタイムトラベル 2 のお話の結末でした。

一方・・・

時は進んで西暦22XX年

地球上では約150年前に戦争のない平和な社会が実現していました。

その主な理由は人々の意識の変革によります。

それ以前には地球環境問題はもう待ったなしの状況まで

追い込まれていました。

この意識変革が起きたのには非常におおきな理由がありました。

それ以前・・・つまりおよそ200年前から・・・

地球外知的生命体との交流が盛んに始まっていました。

正確には2012年の終わりの事でした・・・

彼らは地球人類に大きな意識変革を促したんです。

当時銀河系全体が大きな進化の時を迎えようとしていました。

そのためにはどうしても地球だけを置き去りにするわけには

行かなかったのです。

彼らは満を持して一斉に地球人とのコンタクトを開始していました。

それまでの地球人の進化は地球人に任せると言うタブーは

この時破られたんです・・・銀河系の危機という必要に迫られて。

地球を置き去りにすることで太陽系の破壊にも繋がる

大きな危機が予見されていたのです。

地球外生命体の介入により

それまでに人々は食糧問題を解決していました。

ほかにも長い間の懸案事項がたくさん解決していました。

例えばフリーエネルギー利用による化石燃料依存問題・・・

地球温暖化の問題・・・

地域間の経済格差の問題・・・

地球砂漠化の問題・・・

その原因となった少数のグループの支配・・・等々。

ついで約100年前に国境が地球規模で廃止されました。

その瞬間に長いあいだ望まれていた「地球が一つ」になったんです。

これにより人々は自由に地球内の交流が出来るようになりました。

そしてそれ以上に地球以外の星と・・・

一つの地球連邦として交流をすることができるようになっていました。

地球が国々に分かれている間は地球単位の交渉ごとは

それ以外の星とは出来ませんでした。

相手も誰と話をしたらよいかわからなかったんです。

約50年前に人々は時空を超えるタイムトラベルの技術を手にしていました。

精神性のレベルが初めてこの技術に見合うようになったから・・・。

これも地球外生命体の指導によりました。

地球人は自分たちの過去の過ちを盛んに学ぶようになりました。

その歴史研究の過程で一つの問題が発見されました。

その問題は地球の進化を約50年遅らせることになる

かもしれない大きな問題でした。

この時代の50年は感覚的には現代(2010年前後)のおよそ

500年程度の意味と価値があります。

銀河系の進化においてこれは許容できる範囲をはるかに超えていました。

その問題とは・・・

地球外生命体とのコンタクトの初期の段階で

色々な交渉事を円滑に進めたある重要な日本人がいました。

地球の進化はこの人物の功績に負うところが非常に大きかったのです。

その大きな問題とは・・・

ある小さな出来事のためにこの人物が

21世紀の初めに生まれて来ない可能性があったのです。

その人物とは・・・

現代のある時点で・・・

あの登山道で遭難しそうになっていた二人の間に生まれて来るはずの

大切な子供の事でした。

だからこの二人の登山道での遭難は未来の社会全体に

とって許容できることではなかったのです。

未来の人々は、急きょ時をさかのぼり

このカップルの女性が子供だった頃にマイクロチップ

(のようなもの)を喉の奥にインプラントしました。

このマイクロチップはこの時代の最先端の技術を駆使し精巧に

出来ていて、女性の口から出ると・・・

蝶やハエやいろんな昆虫に擬態することも出来るんです。

そして瞬時に周りの状況を把握し判断する事が可能でした。

しかし一番の技術は・・・

脳に作用して・・・

人の夢を通してメッセージを伝えることが可能だったことでした。

そしてこのカップルは命を落とすことなく救われました。

さらにこの時代をさかのぼること数百年。

あの絵描きの夢を買ったあきんどが

この二人の遠い祖先だった事は

誰も知りませんでした・・・。

これでウシバエや蝶が鼻や口から

いったん出てもまた戻って行く理由が

よく分かってもらえたと思います・・・

イッピーの独り言

(君も未来の重要人物・・・かもしれないんだよ・・・その証拠に鼻の奥に小さいコリコリがあるだろう・・・あせる

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