みんな元気ですか
西洋の巡礼さんのこと・・・
フランス料理の人気メニューにコキーユ・サンジャックという
料理があります。帆立て貝の貝柱をオリーブオイルや
バターでハーブと共に炒めて香辛料で味を調えた物が主流ですが
他にもチーズを加えてグラタン風にするなど多くのアレンジがあります。
香辛料の香りが食欲をそそります。ちなみに殻つき繋がりで
エスカルゴ料理があります。これもフランスのスーパーに行くと
多種多様な種類をおいてあります。これは食用のための養殖された
物を使いますが庭から取って来たようなカタツムリは使う事は
ありませんのでご安心を・・・あは
最初に食べる時は見た目がなかなかのものですので日本人には
「キヨミズの舞台」から飛び降りる覚悟が要りますが(そんなに
大げさでないかもしれませんが・・・)これが一度食べると・・・もう・・・
美味なんです。好きな人はやみつきになること請け合いです。
(エスカルゴの風味焼き)
オリーブオイルやチーズや香辛料で炒めた軽い塩味の
独特の世界が口の中にフワーッと広がります。その瞬間に
食べた物の生きている時の形は完全に忘れてしまうほどの
衝撃です。そんなときボクは思うんです・・・。
生きててよかったな~・・・って。
が・・・命をいただくことへの感謝を忘れてはなりません(←自分への
自戒を込めて)。
もうひとつおまけに殻つながりで・・・話はそれますが・・・
フランス人は生牡蠣が大好物です。
パリの街角の海鮮料理を扱うレストランでは真冬になると入口の
外でくそ(失礼!)寒い中、生ガキの殻を剥いているおじさんがいます。
そうなんです・・・店の中ではないんです。外なんです。おじさんは指が
出ている軍手のような手袋をしています。貧しくてちゃんとした手袋が
買えないのです・・・ってウソです。(つまらないギャグを入れて
すみません!)パリの冬はホントにとても寒いんです。緯度でいうと
北海道の上です。まるで何かの罰ゲームのような寒さです。
でも彼は自分の職業に誇りを持っているんです(多分!)
そして俺はこれを長年やっているんだ。
牡蠣の殻むきではだれにも負けんぞ!という気迫を感じます。
生牡蠣で思い出しましたが、もうずいぶん昔にそんなレストランの
一軒で生ガキを食べたときにその牡蠣がどこで獲れるのか聞いた
事があります。すると何とそれが日本から輸入されていると言って
いました。たしか広島ではなくて仙台と聞いた記憶があります。
フランス近海でとれる物よりはるかに大きくて身に厚みがあるそうです。
今でも仙台の牡蠣はフランスで食べる事が出来るんでしょうか・・・。
地震の影響から早く復活される事を祈ります。
その復活を心から待っている食いしん坊のフランス人のためにも。
巡礼の話にたどり着けませんでした。
続きはまたね・・・
(おいらにもください・・・でもカタツムリはいいです・・・)