みんな元気ですか![]()
今日は夏物語・・・![]()
と言っても石鹸とかビールの新しいブランドじゃないんです。
まだ暑い夏が続いています。
でも朝夕は少し涼しくなりました。
もうすぐ秋の気配です。
そんな季節に起きた小さな出来ごとです・・・。
先日イッピーパパが電車に乗った時のお話し。
(このお話は夏にちなんで編集再掲載です・・・)
イッピーパパは都心に出ていくために小田原から新宿に
向かう小田急線に乗ります。途中の経堂駅が最寄りです。
夏休みの間でも新宿行きの小田急線は昼間も比較的混んでいます。
吊革につかまっている人がたくさんいました。
下北沢駅に着いてたくさんの人が乗って来ました。
その中に年の頃おそらく50代手前くらいの上品な女性がいました。
その女性のお尻のあたりになんとアブラゼミがとまっていました。
でも女性はゆったりしたスカートだからそれに気付きません。
若い男性が女性にそのことを教えてあげると
女性はパニックになってお尻を手探りします。
それに驚いたセミ君が電車の中を飛び始めます。
もうドアは閉まっていて電車は発車しています。
だからセミ君の逃げ場はありません・・・。
車内冷房のためすべての窓はどれも開けるわけには行きません。
電車の中でそれに気がついた人はもう気が気ではありません。
電車の中にセミが入って来るなんてとても非日常的な事なんです。
ところがそのセミ君はその女性のすぐ隣の男性のズボンにとまりました。
その女性はまだ自分のお尻にセミがいると思ってパニック中です。
するとその男性がその女性に言いました。
「もう大丈夫ですよ。ほらここにとまっていますから」・・・って。
自分のズボンにとまったセミ君を見せてあげました。
するとその女性は安心したんですが申し訳なさそうな顔をしたんです。
するとその男性は女性に向かって一言こう言いました・・・
「大丈夫です。私が降りるまでこのセミ君と仲良ししてますから」
(若い男性の背中にとまるセミくん・・・
)
近くにいた人だけがその言葉を聞きました。
でもそれを聞いた人たちはその男性の機転のきいた一言に
思わずみんながにっこりと笑顔になりました。
追いかけられることの無くなったセミ君は次の駅までその男性の
ズボンの上でおとなしくしていました。
次の代々木上原駅でその女性はその男性に深々とお辞儀をして
感謝の意を表して電車を降りて行きました。
男性はその駅で自分も降りて
ホームでセミ君を逃がしてあげたんです。
セミ君は夏の大空高く舞い上がって行きました。
この夏・・・
電車に乗って数駅でも旅をしたセミ君は何匹いたでしょうか・・・。
いく匹かはいたかもしれませんが
快適な旅を楽しんだセミ君はそんなにはいなかったと思います。
ましてや人の優しさに触れることのできたセミ君は・・・
地表に出たセミ君の命はとても短いものです。
それを思うと・・・
なんだかますますあの男性の気持ちが
うれしくなってしまったイッピーパパでした・・・
(夏は太陽の季節・・・でもすぐにさびしい秋になるんだよ・・・って、どうした・・・しんみりして
)


