みんな元気ですか
可愛い動画を・・・
あるところにお兄ちゃんのワンと生まれたばかりのニャんが
あたたかいお家に飼われていました。
二人はとても仲良しです。
いつも一緒に遊んでいます。
その様子は見ていても癒されます。
実は二人がこれほど仲良しでいることにわけがあるんです。
ある時深い森の中で暮らしていた若い熊の兄弟がいました。
若い二人は森の中でも人気者でした。
小動物のトモダチも沢山いました。
幸せな時が過ぎて行きました。
ところが、森の木が伐採され、森がだんだん狭くなり
仲間の動物がいなくなりました。
森が小さくなると食べ物が少なくなります。
動物の間でも争いが多くなります。
でも彼らは決してトモダチを食べようとはしませんでした。
両親がトモダチを殺そうとしてもそれを二人でとめるんです。
そのリスさんはトモダチだから殺さないで・・・って。
そんな時でした。
その熊の兄弟の両親が食べ物を探しに人里に下りて行き
帰って来ませんでした。幼い兄弟は「まだかな、まだかな~」と
言いながら両親の帰りを待っていました。
しかし両親は森に帰って来ることはありませんでした。
危険だと言う理由で人間に殺されてしまったのです。
若いクマは自分たちで食べ物を獲る方法を知りませんでした。
回りに落ちていたわずかな木の実を二人で分け合って命を
つないでいました。それもいつかきれいになくなって
しまいました。もうどこを探しても木の実は落ちていません。
二人はかすれて行く意識の中でお互いに約束しました。
お兄ちゃんのクマが言いました。「もしボクたちが死んだら
今度生まれてもまた一緒に暮らそうね。」
弟が答えます。「うん。今度は食べ物の心配がない世界に
二人で暮らそうね・・・」
その後森の中の小動物たちは彼らの姿を見ることは
ありませんでした。
そしてある日彼らは生まれ変わりました。
お兄ちゃんはワンに・・・
小さかった弟はニャんに・・・
森の神様は彼らの最後の願いを聞いてくれたのでした・・・。