山には仙人が

みんな元気ですかドキドキ

日本の山には仙人が・・・グッド!

昔あるところに野原や山で遊ぶのが大好きな男の子がいました。

その子供はいつも木や花と話をしていました。

その子にはほかにも変わったところがありました。

山で遊んでるといつのまにか姿をくらませてしまうのです。

そんな時には村人が総出で子供を探しに山にはいります。

いくら捜しても見つからないのだけどしばらくすると

元気でひょっこり家に帰ってくるんです。

どこに行っていたのだと聞くと楽しそうに

「山のおじさん達の所にいた」と答えます。

子供は大きくなってからもたびたび山に消えました。

家族がどこで何をしていたのか尋ねても「山の人」たちとの約束で

言えないと言ってすべてを語ることはありませんでした。

それでも少しは教えてくれました。

でも普通の人が聞けば不思議な話ばかりです。

例えば沢に落ちて骨を折るくらいの怪我をしても

山の人たちはその怪我を一晩で治してくれたり

みんなが木や風と話をしたり、

一日で信じられないような距離を移動する・・・とか言うんです。

村人にどうやってそこに行くんだと尋ねられるとこう答えるのです・・・

ある老樹のまわりをぐるりと一周すると

突然「山の人」たちが住む世界に入っているんだ・・・と。

ある時その男は山に行って今度は帰って来ませんでした。

でもその男の家の畑にはそれからはたくさんの作物が取れました。

家族はずっと暮らしに困ることはありませんでした。

こんな話もあります。

比較的最近の話し。

以前大きな会社で優秀な営業マンとして働いていた男が

都会を引き払い山村に住むようになりました。

その男を友人がある日訪ねました。

その男は昔の華やかな生活とは全く無縁の暮らしをしています。

畑仕事をしていて日の出とともに起き日が沈むと寝る生活です。

友人がお前も随分変わったなあとしみじみ話してると、

男が「いやあ仙人には適わないぜと」言います。

仙人というのは村の外れにある山の中腹に隠れ住んでいる人で

時折薬草や山菜などを売りに降りてくる以外

接触を避けている人らしい。

その男が先日仙人がシカやサルと話してるのを見たと言う。

しかも仙人が話してると自分にもシカやサルが

何を言ってるかわかっちゃった・・・と。

友人が何を話してたんだと聞くと

「山が荒らされて住む場所がだんだん無くなる。

人間は本当に怖い。助けて欲しい。」と言っていたと言います。

仙人も人間なんだろうかと聞くとその男は

いや仙人は仙人だよ。人のようには見えるが人じゃない・・・と。

友人はその男もなんだか仙人みたいになったと思ったらしい。

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(この人はお話とは関係ありません・・・亀仙人ですが・・・汗

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