みんな元気ですか
心の動き・・・
日本では古来から武道が盛んでした。
古武術や剣道や空手や合気道など多くの種類・流派があります。
どれも道を究めれば信じられないような身体能力を発揮する
事が出来るといいます。
新体道という武道をご存じの方もいるかもしれませんね。
(参照→ウィキペディア新体道
)
新体操じゃないよ・・・あは!
青木宏之という人が創始者です。彼はキリスト者でした。
もともとは空手と合気道を基礎としていますが、体の自然性の回帰、
心の解放、霊性開花までも踏み込もうとする武道です。
その青木さんは武道の試合で負けたことがないそうです。
その彼が正式の試合以外で実は負けた事が2度ほどあるそうです。
一度は二人の暴漢に無理に対戦を強いられた時の事です。
一人が木刀で青木さんに襲いかかりました。
その時青木さんはあまりけがをしないようにその振り下ろされた木刀を
受けたといいます。彼はその相手の動きは完全に読み切っていました。
にも関わららず木刀の一撃を受けたのです。理由はその暴漢が
力任せに振り下ろした木刀はもしこれを青木さんがが受けなければ、
つまりもし青木さんがこれをよけたなら、背後にいたもう一人の暴漢の
仲間の脳天に勢いで降りおりされていて、その仲間は間違いなく
死ぬ事になる・・・事を知っていたからといいます。
もう一度は同じく暴漢に無理に他流試合を挑まれた時の事です。
廃工場の前の空き地でその他流試合はやむなく始まりました。
その工場は壁はくずれ窓ガラスは破れもう何年も使われていない
ぼろぼろの建物でした。暴漢は刃渡りの長いナイフで勢いよく
襲いかかって来ます。青木さんは素手で応戦します。
この時も青木さんは急所を外してその暴漢のナイフを受けたといいます。
その理由は、勢いよく踏み込んできた暴漢は、もし青木さんが
よけていたならば、勢いあまって青木さんの背後の窓に突っ込み、
破れたガラスでのどを刺してしまう事が青木さんには
わかっていたから。
この話を聞くと勝ち負けにあまり意味がないような気もしてきます。
勝敗というものの意味が薄れて来るような気がします・・・。
それもジャイアンツが勝つと何となくうれしいくなるのは
なぜかなぁ・・・あはは!
あ、さて・・・
武道の達人は相手が動く前にどのように次に動くのかがわかると
言います。スポーツ全般にこれが言えるようです。
ジャイアンツの終身名誉監督の長島さんが現役の選手の時代に
ピッチャーが投げたボールが自分の手前で時々止まって見えたと
言います。ホームランが出る瞬間です。
両方とも同じ状態だと思えます。
研ぎ澄まされたするどい感覚は対象物が発している微弱電磁流を
捉えることが出来るのかもしれません。
つまり青木さんの場合には、相手の動きの前に相手の脳波に変化が
現れます。次にその考えが脳に命令されて腕や全身の筋肉に
伝わりそれが動きとなって現れます。この脳波に変化が起きる時点で
相手の脳内の微弱電流をとらえることができれば、相手の動きを
先取りすることが出来るのかもしれません。
この脳内の微弱電流こそが人の「思い」・・・つまり「心」
と言えるのかもしれません。
ところで・・・
昨日の章でご説明した指の成長は無意識です。
しかし武術の場合は心は明らかに意識をしています。
心には意識と無意識があるようです。
続きはまたね・・・
(夢のなかで・・・意識は起きている・・・?)