みんな元気ですか
週末のmusic musicだよ・・・
マイケルが偉大な先人サミー・デイビス・ジュニアーに
「You Were There」という歌を捧げてステージで歌います。
サミー・デイビス・ジュニアーは偉大なエンタ―・テイナーです。
でも黒人です。
1960~70年代にはまだまだ黒人はさげすまれていました。
白人の大御所フランク・シナトラやディーン・マーティンと一緒に
仲間として活躍してはいましたが明らかな差別を受けていました。
黒人社会でも白人にしっぽをふる黒人だという
いわれなき評価もありました。
同時代の多くの黒人アーティストが白人によって殺されました。
黒人にとって有名になればなるほど危険は大きくなる時代でした。
ジャズメンの中でもサックスの神様と言われた
ジョン・コルトレーン等も銃の犠牲になりました。
差別廃止を訴えた黒人民権運動家マルティン・ルーサー・キングも
銃弾に倒れました。
でも・・・
その中でも雄々しく立ちあがり黒人の地位を築いてきた
勇気あるアーティストもいました。
サミー・デイビス・ジュニアもその一人でした。
だから・・・
マイケルはサミー・デイビス・ジュニアに限りない讃辞を送ります。
限りない尊敬の念をこめて、姿勢を正して歌います。
「いつもあなたがそこにいてくれた
僕たちのためにドアを開けてくれた
だから僕たちはいまそのドアを開けて
外に出ることができる
あなたがドアを開けておいてくれたから・・・」
大分前ですがサントリー・ウイスキーのCMで
サミー・デイビス・ジュニアがでていた映像を
今でも思い出します。
「チキゴン チキゴン チキゴン チキチキゴン・・・」
このマイケルの映像を見ているとなぜだかジーンと来ます。
人間が真実を語り、歌う時には心の琴線に触れるものが
あるのかもしれないと思うのです。
そこには「愛」があるからでしょうか・・・