みんな元気ですか
テンプル騎士団と薔薇十字団・・・
テンプル騎士団と薔薇十字団には深いつながりがあります。
テンプル騎士団のフランスの本部は第23代総長ジャック・ド・モレー
を最後に崩壊しました。1307年10月13日の金曜日の事でした。
ちなみにホラー映画の13日の金曜日もここから来ています。
フランス本部は悲惨な最期を遂げましたがイギリス支部は
生き残りました。当時のテンプル騎士団は世界有数の財力を
誇っていました。フランスの国よりも財力がありました。
だからこそ、フランス王フィリップ4世の策謀によりその富を
狙われてしまいました。共謀した教皇クレメンス5世の命令で
不当な宗教裁判にかけられ、テンプル騎士団の名前は消えて
しまいます。騎士団はキリスト者であったがゆえにバチカンの
ルールには敢えて従ったのです。
しかし正義はテンプル騎士団と共にありました。
当時テンプル騎士団に賛同する者は多くイギリスを中心に
生き残り、1500年代初めにはイギリス王立協会や薔薇十字団として
奥儀や真理が継承され生き残ったのです。
薔薇十字は軍隊ではなかったので薔薇十字団と呼ばれています。
いわゆる秘密結社として存続しました。
フリーメイソンの最高階位にいたアイザック・ニュートンは
名前の前に「サー」の称号が付いています。彼はイギリス王立協会の
会長であり貴族でした。
サー・アイザック・ニュートンやベンジャミン・フランクリンやチャールズ・
ダーウィンのようにフリーメイソンの中枢メンバーに自然科学者が
多い事に驚きますが、それには理由があります。彼らはエジプトの
ピラミッドやソロモンの神殿の建設方法の秘密の継承者
であるとすればそれも自然の流れかもしれません。
古代より中世まで秘儀と科学は不可分の領域だったのです。
ピラミッドやソロモン王の神殿を建造した技術が電磁場と引力の
互換技術の可能性にあった事は前の章でもご紹介しました。
ニュートンがこの秘密に一番近いところにいたことは間違いありません。
「万有引力」の発見は偶然でしょうか・・・。
ちなみに彼はリンゴが落ちるところを見ていてこの万有引力を
発見した事になっていますが、これは寓話でありそのような事実は
なかったとも伝えられています。「万有引力」を発見した本当の理由を
あえて隔すための寓話のような気がするのです。
さらにはこの事はフリーメイソンの前身がテンプル騎士団であったこと
を示唆する証拠となるのかも知れません。
薔薇十字団の実態についてはかなり伝説化し、噂が先行している
印象があります。アニメのルパン3世にでてくるカリオストロや
フランスのシャンボール城を居城としたサンジェルマン伯爵
(セイント・ジャーメイン)等もそのメンバーだったと自称したと
伝えられています。
小説などフィクションに多く登場するために実体はかなりあいまいな
印象がありますが、実際にその一派は今でも現存しています。
ドイツ語で「ローゼン・クロイツァー」と呼ばれています。
薔薇十字の意味であると同時に創始者の
クリスチャン・ローゼン・クロイツ(=CRC)の名前から
来ていると言われます。 (参照ウィキペディア→薔薇十字団
)
ちなみにルドルフ・シュタイナーの人智学から派生した薔薇十字団が
本家から独立し南ドイツにひっそりと存在し現在でも独自のミサや
礼拝の秘儀を伝えていると言われています。
続きはまたね・・・
下の写真はフリーメイソンの20世紀の総長マンリー・P・ホールが
書いた「カバラと薔薇十字団」の本。
両者のつながりが色濃く見えます・・・