地球(テラ)の旅立ち 神集い 36 光の未来

みんな元気ですかドキドキ

クリスタルスカルの光はだんだん強くなってきていた。

見えている景色の中の太陽の光が強いわけじゃない。

それは精霊に分かる光・・・

そしての部屋にいた人間・・・

脳波の調整をほどこした人間には分かる光

それは人間や、植物や、動物そして鉱物が発する命の光だった・・・

命あるもの、意識あるものすべてが発する光だった。

それに地球上の景色はどこかそれ以前と比べると違っていた・・・

すぐにその理由が分かった。

ビジョンは景色を上から見下ろすアングルになっている。

そうなんだ・・・上から見るとビルや家屋がほとんど見えないんだ。

みんなは家が地下に潜ってしまったのかと最初は思った・・・でも違った。

普通の家にも屋上や屋根に緑がいっぱいだった。

上から見るとまるで森の中に都市が隠れている様に見えた。

建造物が植物の助けを借りて最大のエコロジーの効率を上げられるようになっていたんだ。

この都市自体が金星の都市と建造物をヒントに造られていた。

最初にスターチルドレンが設計したんだ。

この頃は才能があれば子供のアイディアでも検討され内容がよければすぐに実行に移されていたんだ。

だってそれは単純な子供のアイディアではない。

他の星の友人たちの助言に基づいたものだってみんなが知っていたから・・・

大人とか子供とかの区別も社会に貢献すると言う意味では才能があれば同じ扱いだった。

植物や鉱物や動物と話ができるようになった人間は

結果として自分たちの脳の半分以上を使えるようになっていた・・・

それはすべての人間が今のやまとたちと同じように

特殊なビジョン転送方式の会話が出来るようになったいた。

それは結果として地球外の生命体と会話ができるという

事につながった。

そのことがまた人類に革命的な進化をもたらした。

交流の結果いろんな宇宙の友人たちから全く新しい

そしてよりよい生活の知恵をたくさんもらう事が出来た。

人間はその頃宇宙的な愛の概念を理解するようになっていた。

宇宙を支配するただ一つの規則・・・

それは愛だった。

言いかえると一人はみんなのために。

みんなは一人のために・・・存在していた。

その共通のルールのもと人間は宇宙から来る友人と初めて

交流を深めるようになった。

それこそがアスカの文明が目指していたもの・・・

逆に言うとそこまで到達していない時に

あの進んだ科学知識を持ったことは悲劇だった・・・。

文明と意識レベルのギャップが大きければ

人はいつか滅びてしまう。

かつてのアスカのように・・・

アスカはたまたま自らすべてを葬り去る決意をした。

しかし自らそれを選択しなければいずれそうなることは目に見えていた。

もっと醜い形で・・・。

スカルの見せてくれる景観は

海と陸と森と都市が素晴らしい調和を見せていた。

都市自体が一つの意図もったアートだった・・・

やまとは未来の自動車を探した。地上を走っている車はほとんど見られない。

しかし時々丸い半球のような形をしている車を見かけた。

車というよりは小型の飛行艇のような感じ。

それが時々空中を飛ぶような感じで走っている。

そんなにスピードは出ていない・・・すごく優しい走り方をしてる。

多分最大の安全と環境に配慮しているんだと思う。

遠くに行くときは別の交通機関を利用しているみたい・・・

それがどのようなものなのか見えている範囲では分からなかった。

精霊の提案でみんなはいったんお休みをとることにした。

何しろ地球の時間で言ったら数百年の時間を一挙に駆け抜けるような感じだった。

それでも精霊の大容量ビジョン電送方式だから実際の時間はそれほど経ってはいない。

多分地上時間の2時間くらいだろうと思えた・・・。

精霊はおしゃべりをするような雰囲気で続けた。

みなさんにはこのスカルの映像だけでは知ることが出来ない事実があります・・・。

みんなは何があるのだろうという感じで身を乗り出す・・・

この続きはまたね・・・

イッピーの独り言

(地球の未来は明るいみたい・・・僕も安心さパー

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