山奥の桜

みんな元気ですかドキドキ

ある山奥でのお話・・・グッド!

ある山奥の村におばあさんが住んでいた・・・

そのおばあさんには樹齢400年くらいのとても大きな桜の木の友達がいた・・・。

それも2本。

春になると本当にきれいな花を咲かせる。

おばあさんの家はその桜の木の近くにあったんだ。

おばあさんは毎日毎日桜の木に話しかけていた。

おばあさんにとって桜の木は心の友達だったんだ。

ある時その村にダムができることになった。

計画ではその村はダム湖の底に沈んでしまう。

自分の住みなれた家が無くなるのはつらかったけど

みんなのためだと言われてあきらめた・・・。

でも桜の木がそのまま湖に沈むのはつらすぎる。

だからおばあさんは役場や村長さんや学校の先生や

あらゆる人に桜の木を救ってくれるように頼んで歩いた。

皆気の毒だとは思ったが真剣には聞いてくれなかった。

最初から桜の木を救うのは無理だと誰もがあきらめていた。

でもおばあさんはあきらめなかった・・・。

根気強く関係者に話を聞いてもらった。

すると奇跡が起きた・・・

ある時おばあさんの話がダムの関係者の耳に届いた。

電源開発会社の社長がその話に心を動かされて

桜の木を移動することにしたんだ・・・。

樹齢400年の大きな桜の木を植えかえることは誰もが無理だと思った。

でもやって見ることにした。

樹木の専門家が何人も呼ばれ検討を重ねる・・・。

当日はショベルカーやブルドーザーが何十台も集まった。

何百トンもの土をそのまま木と一緒に運ぶんだ。

作業は困難を極めた。

たくさんの費用がかかった。

それでも仕事は成功した・・・

みんなでやり遂げた・・・。

一人のおばあさんがそれをあきらめなかったから・・・

桜の木は毎年春になると今でも満開の花を咲かせている・・・。

イッピーの独り言

(みんなにも友達の木さんがいるといいね音譜

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