地球(テラ)の旅立ち 神集い 30 ファッションと大笑い

みんな元気ですかドキドキ

前回の続き・・・グッド!

ここは石嶺教授の研究室。

みんなが揃っている。

教授、ダン、ジョアン、やまと、栞・・・

それに二人の見なれない姿の若者・・・。

一人はベージュのコットンスーツとパナマ帽に身を包む。

もう一人は白いTシャツに白いチノパン・・・肩からピンクのカーディガン

それに素足に革靴・・・ときたら例の石田純○スタイル・・・。

この二人のオリエンタルチックな顔立ちの細マッチョは

イッピーとラヒーリオ。

ちなみにコットンスーツは1930年代の上海のテンゾースタイルのイッピー。

もう一人の石田純○スタイルの方はラヒーリオ。

ここでご存じない読者のために少し説明を加える・・・

テンゾーとは以前「龍が通れば」に出て来た主人公の名前。

参照→こちら

彼は1930年代の上海で・・・

多くの中国人民をアヘン戦争後の腐敗した中国政府の圧政から解放し

その後第2次世界大戦の初めの頃に上海に流れて来た

大量のユダヤ人を香港に逃がしナチスドイツの手から命を救った人物。

さらに・・・上海に税金のない政府・・・「大道政府」と呼ばれる実在の政府・・・

を樹立し多くの人々救った人物・・・。

この政府は日本が敗戦の色濃くなり蒋介石に追われるまで存在した。

テンゾーはいつもコットンスーツに身を包みパナマ帽をかぶり

独特のスタイルでさっそうとその時代を歩いていたという・・・。

彼らはつい先ほどまでイルカだったとは思えない変貌ぶり。

テンゾースタイルがクリスタルスカルを目の前にしてまず自分達の説明を始める。

「僕たちは精霊・・・

人間に変身するのは便宜上の事・・・

この方が違和感なくお互いをより深く理解できると思います。」

それにはみんなが理解を示す。

多少の違和感はぬぐえないものの・・・。

そして続けた・・・

「僕たち二人のファッションについて・・・

もう少し何とかならないのかと・・・みなさんは思うかもしれません。」

ここで栞とジョアンが「ぷぷっ」と少しおさえて笑う・・・。

「実は僕たちは・・・人間のファションについてはあまり詳しくありません。

しかしこれは僕たちの友人・・・パリの芸術の精霊が選んでくれました。

だから僕たちはこのスタイルに自信を持っています。

だからこのスタイルを批判することは・・・ご遠慮ください」・・・と。

そして付け加えた・・・

「これは冗談です」・・・と。

全員がしばらくその意味を計りかねていたが・・・

本当に冗談なのだと分かると

全員が一緒に笑いだした・・・

先ほどの海の中でのようにみんなの大きな笑い声が

しばらくやまなかった・・・

今度は水の中と違って・・・

みんなの笑い声は・・・全開!

同時にその部屋にすばらしいエネルギーの調和がもたらされた・・・。

みんなは笑いながら・・・

この笑いをもたらす精霊たちにさらに好意を感じている・・・

この続きはまたね・・・

イッピーの独り言

(僕の笑いのマジックは・・・あの時は・・・もう絶好調だったのさチョキ

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