地球(テラ)の旅立ち 神集い 26 胎蔵界曼荼羅

みんな元気ですかドキドキ

前回の続き・・・グッド!

ではこの自己補修するクリスタルの目的は何か・・・。

なんの為にここに置かれていたのか。

それがみんなの頭をよぎる次の疑問だった。

その超古代の文明は知っていた。

どんなんに上手く隠しても財宝が盗掘されるのは目に見えている。

エジプトのミイラが納められた墳墓しかり・・・

インカ帝国の財宝しかり・・・

そのほかの古代文明の遺跡に保存されていたほとんどの財宝は

数千年のうちに盗掘されて散逸してしまう。

後には価値のないものしか残らない・・・。

どんなに巧妙に人の目を避けていても・・・。

アスカ文明はこれを知っていた。

そして海の中と言うもっとも盗掘からは安全な保管場所を選んだ。

それほどまでにして彼らが隠したかったものとは何か・・・。

はたしてこのクリスタルだろうか。

これが全部なのか・・・。

イルカがみんなの疑問に答える。

「アスカの人々がみなさんに本当に伝えたかったものが

もうひとつあります。

それはこのクリスタルの中に埋め込まれているのです。

それを今から取り出して下さい。

いまみなさんが目にしているこのクリスタルは

あるものをさらに隠すための入れ物になっています。

実はもうひとつの・・・そのあるもの物を守るために

長い間自分を守ってきました」・・・と。

イルカはさらに驚くべき説明を続ける・・・

このクリスタルの表面に刻まれた文字は実は

中に埋め込まれた物をどうやって取り出すか・・・

そしてそれが何のためのものなのか・・・

の説明を記したものなのです。」

この説明を聞いてジョアンはすぐにこう思った・・・。

これはもしかすると今自分が修行している真言密教の

曼陀羅(まんだら)の原型かもしれない・・・と。

曼陀羅には金剛界と胎蔵界の二つがある。

金剛界曼荼羅は外に向かって自分を開く・・・。

胎蔵界曼荼羅は中に向かって自分を開く・・・。

ともに悟りに至るための己の心を宇宙の構造と一つにする・・・。

今目にしているクリスタルが金剛界曼荼羅・・・。

金剛とはすなわちこのクリスタルの材質の事・・・

そしてこれから目にするそのクリスタルの中に・・・

つまり胎内に納められた秘仏が胎蔵界曼荼羅の原型・・・

ジョアンは自分がなぜそれを思ったのか分からない・・・

しかしその感覚がおそらく正しいことを感じていた。

イルカたちもこのジョアンの感じているビジョンをシェアしている。

そして彼女の感覚が正しい事を多少の驚きをもって

他のみんなの脳波に伝えてきている・・・。

それではこのクリスタルの中にある物はどんな形をしているのか・・・

直径50センチの柱に収まるものはどのくらいの大きさなんだろうか・・・

みんなはイルカの次の言葉を固唾をのんで待つ・・・。

この続きはまたね・・・グッド!

イッピーの独り言

(みんな心の準備はいいのかい・・・この曼荼羅を見たらもう悟りの世界に行っちゃうんだから・・・パー

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