死後の世界 3 七つの施(ほどこし)

みんな元気ですかドキドキ

前回の続き・・・グッド!

以前にも一度触れた事ですが仏教では悟りに至るために

徳を積む事をとても大切にします。最大の理由は徳を積むこと

こそが悟りの世界にはいるための一番の近道であり同時に死後の

世界で光の世界に至る方法でもあるからです。

その徳を積むための教えで最初に出て来るのがお布施です。

普通布施と言えばお金や物を捧げる「財施」を指しますが、

仏はそれ以外に、どんな人にもすぐに実行できる布施行を説いています。

それが「無財の七施(しちせ)」と言われるものです。

雑宝蔵経(ぞうほうぞうきょう)というお経にはこれによって

お財布を痛めることなく大きな徳を積むことが出来ると書いてあります。

その七施とは・・・

眼施(げんせ)

人々にやさしい眼差しを向けて行く事

和顔施(わがんせ)

柔和な笑顔で人に接する事

言辞施(ごんじせ)

親切であたたかな言葉を必要な時にかけてあげること

身施(しんせ)

体を動かして人々に奉仕すること、ゴミ拾いなど

心施(しんせ)

常に相手を思いやる心を運ぶこと

床座施(しょうざせ)

座席を譲ること

房舎施(ぼうしゃせ)

家で泊めてあげたり人をもてなすこと

菩薩の位に達する人の布施行に対する心構えは

すべての人々に対して我が子に対するような慈愛の心をもち、

行(ぎょう)ずる時は、我が子の病気が治るのを見るような

喜びの気持を持ち、施し終わってとらわれない事は

我が子が成長して独立するのを見るようなものである・・・

と説かれています。

最後の房舎施ですがモンゴルやアラスカのイヌイットの人たちは

遠くから来た人には見ず知らずでもとてもあたたかく

泊めてあげて食事をふるまう習慣があるそうです。

遠い昔には日本でもこのような心はきっと当たりまえだったのかも

しれませんね。そのような民話がいくつかあります。

雪のふる寒い夜に旅人を泊めてあげたら、その人が

実は神様だった・・・。

いつか人がどこかに置いてきた心なのでしょうか・・・。

全部すぐには無理だとは思いますが・・・

というよりこれが全部教えの通りに実行出来たら

すでに菩薩の位の悟りの境地にはいっているわけですが・・・

少なくともこの反対の事をして心の花畑を

踏み荒らすような事がないように気を付けたいと思います。

昔密教の日曜学校で習ったなかでとても印象に残った事の一つでした。

以上自分のためのメモでした・・・。

イッピーの独り言

(最初の眼施を練習する僕・・・柔和なまなざし・・・ジー目

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