みんな元気ですか
このシリーズの一応のおしまいです・・・
イッピーの小説初回版「地球(テラ)の旅立ち」
(このお話しのすべての始まりは→こちら
)
に時間に関するこんな場面が出てきます。
セドナの精霊ラヒーリオと
パリの街の精霊ジュヌビエーブ(ジュン)と
とファルコンがさらに人間に変身しているボク(あは!)と
3人がパリの街角のカフェでセーヌ川をながめながら
こんな会話を交わす場面があります。
とびきりの美人さんのジュンとオリエンタルちっくなイケメン二人・・・
イッピーはパナマ帽に白のコットンスーツ。
(これ上海を舞台にした小説「龍が通れば」の主人公
テンゾーのスタイルです→参照こちら
から)
ラヒーリオはチノパンにピンクのセーター肩がけ
それに素足に革靴の石田○一スタイル・・・(きゃは!)
若いパリの女の子たちがちらちら振り返る3人組なんです。
(・・・って本題と関係無いけど!)
精霊たちがどうやって自分たちが作る未来の時代を確認
出来るのか、その方法を探すために苦しんでいる場面です。
彼らはすでに地球を一つに統合する方法は知っています。
それは地球のチャクラの精霊が一堂に集まって
みんなでエネルギーの交歓をするんです。
集まる場所は地球のハートのチャクラ・・・
愛のエネルギーがあふれるハワイのマウイ島ハレアカラ火山の頂上。
そこで地球の全体のチャクラを一挙に開くという計画なんです。
それがうまくいくかどうか未来を確認しようと彼らは相談しています。
ラヒーリオが質問を投げかけます。
人はなぜセーヌに憩い・・・セーヌにこれほどまでに親しみを
感じているのか・・・
セーヌをテーマにしたシャンソンや物語が数え切れないほどある。
ジュンの答えはこうだった・・・
「エネルギーの世界では・・・
川の水は感情を写し取るの。」 (参考記事リンク→こちら
)
「そのことで人間は自分の話をセーヌ川が聞いてくれているように感じる。
人はセーヌが以前にほかの人から写し取った感情をセーヌがくれた
返事のように感じ取ることもあるわ。
だから人はセーヌ川にも心があると感じる
どんな事も聞いてくれる広い心みたいに。
そのために人はなんども繰り返しセーヌにまた帰ってくる。
再び話を聞いてもらうためにね・・・」
「ローマのトレビの泉も同じ・・・
また帰って来れると人は同じ理由で思うのよ・・・」
「同時にセーヌが人々から聞いたいくつもの話を詩人は感じ取る・・・
だからセーヌからいくつものストーリーが生まれる歌が生まれる・・・」
「そして川の流れのように・・・
すべての流れるものが持つ感情を変化させる力もあるわ・・・
歌のメロディーのようにね・・・」
さすがにジュヌビエーブは芸術の精霊
その説明にはすごく説得力がある。
しかしここからがジュンの本当の感性だった・・・
「でも、もう一つの可能性があるの・・・」と彼女は続けた。
「川の流れは時の流れ・・・
のエネルギーと同じ作用を持つ・・・かもしれない。」
「それが流れるものの本質だと言う可能性があるのよ。
だから人の感情を変化させるの。」
「時間がたてば人は同じ感情を持続させることは出来ない。
どんな怒りも・・・悲しみも・・・時間がたてば人は忘れるわ。
激しく燃えた恋すらも時間がたてば同じ感情を保つことは出来ないのよ」
彼女はあの将軍との人生でたった一度きりの恋を
思い出しているのだろうか・・・
(この場面の参照リンク→パリは燃えているか
)
「だから人はセーヌの流れに向かって話しかけると悩みが溶けて
行ったような気持ちになるの・・・
そして気持ちが軽くなる。」
ラヒーリオと僕は鳥肌が立つのを感じた(今人間に変身してるし)
だって時間が意味するものを僕たちは
今まさに追いかけているのだから。
ここで地球の第3の目のチャクラ(ラヒーリオの事)が動いた。
ラヒーリオは本質を瞬時に見通す
それを僕とジュンは同時にビジョンでシェアしている。
精霊の世界では時間も距離も意味がない
そこは3次元を超えた世界。
だから過去の記憶をたどればそれは必ず
未来にたどり着くことが出来る。
なぜなら過去も未来も同質のものは同居している。
つまり・・・同時存在している可能性がある。
ならば歴史をずっと遠い過去にさかのぼれば同じだけ
遠い未来が同時にそこから見えるかもしれない。
3人は同時に思った・・・この事にかけてみる価値があると。
+++
この後3人は北米先住民族の古い言い伝えを手掛かりに
過去の中に未来が見える思いがけない場所を尋ねます。
彼らは時間旅行のヒントをセーヌ川からもらいました。
もしかすると本当に川の流れが
時間の秘密を握っているのかもしれません・・・
続きはいつかまたね・・・
(長い旅のまえに沢山寝とくんだ・・・みんなおやすみ~・・・と手を振るボクなのさ)