みんな元気ですか
終章・・・
イルカになった僕とラヒーリオは
何日かワクーマとつきのと一緒に黒島の沖で遊んだ。
一つにはイルカになって泳ぎをちゃんとおぼえるため。
もう一つは海の中でのルール
他の小さな魚たちや海藻やサンゴに迷惑をかけないようにするには
どうしたらよいかをおぼえるため。
と言うよりワクーマとつきの達に教えてもらうため。
そして海の中の生き物と友達になるため。
僕も精霊のはしくれ・・・このような事をおぼえるのは早い。
ラヒーリオもそんな僕にずっと付き合ってくれたんだ。
だから僕はラヒーリオが大好き。
僕は海の中の初めての経験を楽しんだ。
素敵な友達も出来た。
アオウミガメはとても威張っている。
大きなマンタは体に似合わずみんなに優しい。
ブダイはいつもまっすぐのんびりと泳いでいる。
ジンベイザメは本当に大きい。
そしてイルカたちは本当に遊び好き。
いつでも何か楽しいことを考え出して遊んでいる。
ワクーマもつきのも本当に遊びを考え出す天才。
人間の子供がやる遊びはほとんど海の中でも出来るんだよ。
僕は泳ぐことに夢中になっていた。
なぜ僕たちが・・・
イルカになって泳ぎの練習をしているののかさえ忘れてしまうほどに。
だってそれほど海の中で泳ぐのは気持ちが良くて楽しいんだ。
しばらくたったそんなある日
ボクにはわかった事がある。
この気持ちがよくて楽しいこと自体が海そのものだって事。
新しい遊びを考えると海が一緒になって遊んでいる。
まるで自分の考えじゃないような事を思いつく。
水がインスピレーションを送ってくるから。
そして一緒に遊ぶんだ。
それが海が持つ波動なんだ。
そしてそれこそが宇宙の波動。
海は全ての出来事を記憶している。
アカシック・レコードは宇宙のどこかにあるんじゃない。
海そのものがか過去や未来の永劫の記憶装置。
宇宙はホログラフィック。
水のしずくの一滴に宇宙の全ての情報がある。
だからアトランティスのこともレムリアの事も海は全てを記憶している。
古代文明が海に沈んだ時には悲惨なこともあったのだと思う。
でもその暗い部分にはほとんど焦点を当てることができなかった。
それが海が持つ浄化の力かもしれない。
ボクは違う事もわかった・・・
その全てを浄化してしまう力がどこから来るのか。
それこそが銀河の中心核が毎瞬毎瞬出している精妙な波動。
水はその精妙な波動をコピーする。
そしてその波動が命をはぐくむという事が。
(参照過去記事→銀河の中心核は霊太陽
)
アメリカのアポロ計画の宇宙飛行士の多くが外宇宙に飛びだした時
そこには何か偉大な暖かい存在がいると感じたと言う。
自分がその偉大な存在に包まれている事を感じたと言う。
宇宙空間は決して暗闇の孤独な空間ではなかったと証言している。
長いシリーズにお付き合いいただきまして
本当にありがとうございました。
続きはいつかまたね・・・
(今度宇宙をファルコンになって泳いでみるさ・・・でもお腹すいたらどうしよう・・・)