想い出のマーニーと時の流れ

みんな元気ですかドキドキ

ジブリ「思い出のマーニー」つながりで・・・グッド!

この映画の中には主人公が3人います。

一人はアンナ。

もう一人はマーニーです。

しかし実際にはもう一人いるような気がします。

それは寄せては返す波です。

満ち潮と引き潮で違う姿を見せる海の水です。

そして少し怖いサイロの中でも出てきますが流れるように

降ってくる雨です。気が付いた人もいるかもしれませんね。

このサイロの中で降ってくる雨は

普通の雨ではなく流れてくる雨です。

つまり流れる「水」がもう一人の主役です。

以前にも「地球(テラ)の旅立ち」というスピリチュアル・ファンタジー

小説の中で書いたことがあるのですが・・・

パリの守護精霊ジュヌビエーブが精霊に変身してるイッピーと

セドナの精霊ラヒーリオに語りかける場面があります。

3人はパリのセーヌ川の河畔で話をしています。

(参照過去記事→再びパリ 光の未来へ

以下部分転載します。

・・・

人はなぜセーヌに憩い・・・セーヌにこれほどまでに親しみを感じているのか・・・

セーヌをテーマにしたシャンソンや物語が数え切れないほどある。

ジュンの答えはこうだった・・・

「エネルギーの世界では・・・

川の水は感情を写し取るの。」 (参考記事リンク→10月29日記事 水の秘密

「そのことで人間は自分の話をセーヌ川が聞いてくれているように感じる。

人はセーヌが以前にほかの人から写し取った感情をセーヌがくれた返事のように感じ取ることもあるわ。

だから人はセーヌ川にも心があると感じる・・・どんな事も聞いてくれる広い心みたいに。

そのために人はなんども繰り返しセーヌにまた帰ってくる。

再び話を聞いてもらうためにね・・・」

「ローマのトレビの泉も同じ

また帰って来れると人は同じ理由で思うのよ。」

「同時にセーヌが人々から聞いたいくつもの話を詩人は感じ取る

だからセーヌからいくつものストーリーが生まれる・・・歌が生まれる」

「そして川の流れのように。すべての流れるものが持つ感情を変化させる力もあるわ。

歌のメロディーのようにね。」

さすがにジュヌビエーブは芸術の精霊。

その説明にはすごく説得力がある。

しかしここからがジュンの本当の感性だった。

「でも、もう一つの可能性があるの・・・」と彼女は続けた。

「川の流れは時の流れのエネルギーと同じ作用を持つ

かもしれない。」

「それが流れるものの本質だと言う可能性があるのよ。

だから人の感情を変化させるの。」

「時間がたてば人は同じ感情を持続させることは出来ない。

どんな怒りも・・・悲しみも・・・時間がたてば人は忘れるわ。

激しく燃えた恋すらも・・・時間がたてば同じ感情を保つことは出来ないのよ。」

彼女はあの将軍との人生でたった一度きりの恋を思い出しているのだろうか。

(この場面の参考記事リンク→11月9日記事 パリは燃えているか

「だから人はセーヌの流れに向かって話しかけると

悩みが溶けて行ったような気持ちになるの。

そして気持ちが軽くなる。」

・・・

小説の中で川が出てくる場面があります。

川の横の土手を主人公が歩いたり、川の水に足を浸します。

その場面は主人公とともに流れる「時間」を暗示しています。

魂は時間の流れとともに成長します。

地球で生きている間にしか味わうことが出来ない

経験かもしれません。

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