時をかける少女

みんな元気ですかドキドキ

タイムスリップと香り・・・グッド!

すこし雰囲気を変えて日本映画のお話です。

「時をかける少女」を見た人も多いかもしれませんね。

何度もリメイクされた作品ですので。原作は、SF作家の

筒井康降(つついやすたか)の1967年の作品です。

1983年に原田知世(ともよ)の主演で最初の映画が作られて以来

4回も劇場版映画が作られています。一つの原作からこれだけの

リメイクが作られた映画は他にはありません。

アニメにもなりました。声の主演は仲里依紗でした。

「時をかける少女製作委員会」の2010年の実写版も仲里依紗主演です。

他にも角川春樹が会社を通さず自分で作った同名の映画もありました。

話が横道にそれますが時をかける少女は大林信彦監督の

尾道を舞台にした「尾道3部作」と呼ばれる映画の初作品でした。

第2部が「転校生」。あることをきっかけに男の子と女の子が

突然入れ替わるいうお話です。

第3部は「ふたり」。事故死した姉が幽霊になって

妹を見守るというお話です。

どれも今でも輝きを保つ不思議な香りのする映画です。

3つともSFというよりはスピリチュアルファンタジー映画です。

さて・・・

前ふりが長くなりましたが、この映画「時をかける・・・」のテーマは

いままで取り上げて来た香りと次元移動です。

主人公の中学3年の少女芳山和子は突然タイムスリップをします。

名前からしてすでに香るような暗示がしますが原作では

ラベンダーの香りが関係していることが後でわかります。

香りと次元移動というテーマは色んな意味で偶然とは思えません。

一つには、SFもそうですがファンタジー物語の作者は本当に異次元と

つながって作品のヒントを得ていると言う事があります。

その代表例が、ジョディー・フォスター主演の映画「コンタクト」です。

異星人との接触や、タイムトラベルや瞬間移動などがあまりにも

リアルでした。実際にアメリカ政府の秘密機関の奥深くで働いた経験を

もつ科学者がリークした内容とこの映画に描かれた場面で

多くの一致が見られました。

(参照過去記事→プロジェクト・ペガサス

他にも最近ご紹介した「フィラデルフィア・エクスペリメント」など

上げたらきりがありません。

もう一つには、筒井康降さんはこの作品を書いた時にはラベンダーの

香りを部屋に薫らせていたのではないかと想像するのです。

そうすることによって異次元と、つまりこの作品の存在する密度の世界と

本当につながっていたのではないでしょうか。

想像の世界ですので、本当のところは断定できませんがそれに

近いことが起きていたのではないかと思います。

大林監督もこの原作を読んで、異次元の世界のリアルな

感覚にうたれたのではないかと思います。

そして同時に多くの人が「この不思議な世界は本当に存在するんだ」と

思ったのかもしれません。

だからこそ人々の共感を呼んで多くのリメイクが作られた不朽の名作

になったのではないかと思うのです。

続きはまたね・・・グッド!

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