天使の学校 後編

きのうの続きです・・・

両親選びはみんな真剣です。

自分がいいと思っても先生の許可が必要です。

許可が出ないケースも多いんです。

それはその先生が以前地上に送り出して、いまは地上で親になり

子供を待っている生徒が当時選んだ条件も知っているからです。

その場合は両方の条件が一致する事が必要になります。

そんな時には選ぶのにより時間がかかるんです。

だからこそ・・・

両方の条件が合って、両親選びが決る時には本当にみんなで

心から喜ぶんです。そんな時、天使の学校はもう祝福の嵐です。

一人の喜びはみんなの喜びなんです・・・。

こんな事もありました。

ある天使が生まれるために選ぶ条件として、その子の親になる

二人がその子の魂の成長に助けになるという条件の他に

もう一つ大切な条件がありました。

というのはその子が選んだのは生まれて少ししたら

重い病気になり両手がなくなるという人生でした。

その子の成長を優しく見守るおばあちゃんも必要でした。

お母さんが誰よりもその子を守ってくれるという辛抱さも必要でした。

その子はたくさんのいじめにあいます。

そのいじめにあうことも選んだ課題の一つでした。

そのたびにその苦しさを乗り換えるためには

その子が大きくなるまでの間知恵に満ちた

おじいちゃんの存在もどうしても必要だったのです。

その子が選んだ課題はまだあります。

大きくなるにつれて両腕がないことが少しもつらいことでは

ないことを世界中の人に教えるという役目も選んでいました。

これは天使の国では一番大きな魂を持つ天使が好んで選ぶ

課題の一つです。

よりきれいにひかり輝くために。

愛と勇気を見せるためには素敵な笑顔が必要です。

だれでも包むような大きな笑顔でなければなりません。

それに人の話を上手に聞く必要があります。

魅力的な人とは人の話を上手に聞くことが出来る人を言います。

素直で謙虚でなければなりません。

相手のちょっとした事にも感動できる感性も大切です。

そして人の話を上手に聞くことは上手に力強い「あいずち」を

入れることです。「そうだね」とか「なるほど」とかいうあれです。

気持ちがこもったあれです。

このあいずちがうまいかどうかで人その人の魅力が決まります。

人はこれで自分の話をちゃんと聞いてもらっているかどうか判断します。

力強いあいずちが返ってくるほどうれしいことはないんです。

人はあいずちに勇気づけられることすらあるのです。

この叡智はおじいちゃんとおばあちゃんとお父さんとお母さんの

みんなが持っているその家の大きな特徴でした。

その家の親から子供に伝えられる宝物でした。

その両手のない子が生まれるためにはどうしても

そのおうちが必要でした。

これを満たす条件のおうちを探すには長い間かかりました。

でもその子は何年も何年も辛抱強く待ちました。

そしてついに見つかった時には天使の学校で

特別に校内放送でみんなにお知らせがあったほどでした。

みんなは授業中にも関わらず大声をあげて祝福の

喜びをあらわしました。

眼鏡をかけた厳格な先生も

えらい大天使の先生も

大勢の天使の生徒たちも。

続きはいつかまたね・・・グッド!

 

 

(天使が下りてくる階段・・・グッド!

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