Earth Hour に思う

Earth Hourをご存じの方はたくさんいると思います。

2010年に128の国と地域が参加しましたが、今回

今年3月26日には134の国で4000以上もの都市で消灯が行われました。

アース・アワーは電気を消して、地球の持続可能な

未来を支援しようという活動です。

2007年にWWF(世界自然保護基金)温暖化防止キャンペーンの一環として

オーストラリアではじまったものです。

当時は220万人の人々と2000以上の企業が参加したのですが

その参加者は回を重ねるごとに増えていきました。

そして、今回5年目を迎える「アース・アワー2011」は、

過去最多となる134の国と地域、4000以上もの都市が参加したそうです。

それぞれの現地時間3月26日20時30分から1時間消灯が行われました。

消灯はフィジー、ニュージーランド、オーストラリアから開始。

続いて中国、イギリスなど、各国が消灯時間20時30分を迎えると、

それぞれの観光名所の建物や住宅街の電気が消えていきました。

また、今回は一部の国と地域、団体が消灯前に、

日本の被災者のために1分間の黙祷を捧げ、

特別な意味を持つ年ともなりました。

日本の東京タワー、京都タワー、広島の原爆ドームなども

アース・アワーに参加し、地球の温暖化防止を願うと共に、

被災地のための節電を呼びかけるイベントともなりました。

今、日本の電車や地下鉄は節電のために照明を落としています。

でも昔イッピーが住んでいた頃のパリの地下鉄(メトロ)はもっともっと暗いんです。

壁が土色のレンガでできているようなところが多いのです。

それにパリは昔からとても節電には気を使っていました。

高級なマンションでも廊下は

人が通る時だけ明かりが灯るしかけになっていたりしました。

こんな屋内の設備は日本にはありません。

それに普通の部屋は壁からの間接照明が主流でした。

天井に照明器具がついていることは珍しいのです。

だから部屋の中の照明は上から来ません。

日本もこのくらいの暗さ(明るさ)になれてもいいのではないかと思いました。

電気の明るさとアートの心はなんだか反比例するような気がしないでもありません。適度に落とした照明は心を内側に向けるのでしょうか。

この事をあるブロガ―さんにお話ししたら

その方はこう言ってくれました。

「おおおおお、ステキな考察!!

まさにそうだと思います!

というのは、「目に入る光の量」は、その人にとっての現実に関わる力を表しているらしいです。

目に入る光が少なくなれば、内(心)に感心が向かいます。

これは心理学というか自己啓発の分野で言われていることです^^

ちょっと薄暗い方が、自分に向き合って、そしてアートにまで発展する。

今回の節電は最高のプレゼントですね!!」

「スマイルフォトコーチ・クリスティーナさん」のその時の記事です。

リンク→今の大手町駅

昔の日本には電気が本当に貴重な時代が長く続いていました。

今の明るさに慣れてしまってその時代の事を思い出す事も無くなりました。

不便な時代に戻ろうと言っているのではありません。

あの頃はほかに選択肢がなかったのですから・・・

しかし今、敢えて適度に落とした照明で心を内側に向ける

又とないチャンスかもしれないと思うのです・・・。

昔、投資銀行時代にアメリカとイギリスの同僚が3~4人で会議室の電気を全部消してカーテン越しの窓の明かりだけで静かに話しをしていたことがあります。

たまたまそこに入って行ったイッピーは暗いその部屋にとても違和感を覚えました。

しかし、今ならそのことの意味が分かります・・・

イッピーの独り言

(みんな・・・簡単だよ・・・ずっと寝てればいいんだよ・・・こんな風に・・・って、おいあせる

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