みんな元気ですか
すこし間が空いたけど前回の続き・・・
前回のおはなしは→こちら
ボクはセドナまで友達のラヒーリオに会いに来た。
それには理由があるんだ。
前回の冒険の旅で二人で手を付けずにいた事があったから。
ラヒーリオは大地と生きるメディスンマンの精霊。
だから地球の事をたくさん知っている。
今回の冒険はラヒーリオの助けがどうしても必要になる。
その冒険って何のことかって。
それは・・・実は・・・まだ知られていない古代の
文明の痕跡を探ることなんだ。
その前に・・・
ラヒーリオとの最初の出会いはこんな感じだった・・・
こちら→セドナ 2
とこちら→セドナ 3
実を言うとその時はボクは地球のどこに行けばいいのか
見当もついていなかったんだよ。
だって今までに知られていない古代文明って・・・
だれにも知られていなんだから・・・(あは!)。
ボクはセドナに着くと早速ラヒーリオの匂いを探す。
でも探す必要はほとんどなかった。
なぜって彼はボクが着くとすぐに向うから会いにやってきたんだ。
ボクたちは精霊・・・会いに行くときはすぐにお互いに分かるから。
彼はボクが来た目的ももうわかっていた。
精霊の行動は素早い・・・時間を無駄にしない。
彼はいつものようにメディスンホイールを作る場所にボクを案内した。
ネイティブアメリカンのメディスンマンだけが許された秘伝の儀式
特別なパワーを持つ大地のエネルギーを呼び覚ます祈りの儀式。
ボクは後で知ったのだけど・・・今回の特別なメディスンホイールは
この宇宙の中のどこかにあると言われる「宇宙の出来ごとのすべて」を
記憶するアカシックレコードにアクセスをすることも出来るんだ・・・。
ラヒーリオは呼吸を整えると近くの石を集めはじめる。
と言っても普通の石ではない。
セドナの赤い石には水晶の結晶が含まれている。
それを規則正しく並べる・・・。
円形の形を整えるとさらにその内側に正確な東西南北の配列の
規則に沿って十字の形に石を並べる。
そして真ん中の中心にはあらかじめ用意してきた特別な
パワーストーン。その石はネイティブアメリカンが神聖な色と
あがめるターコイズ色をしていた。彼がその半分くらいの作業を
おえた時に僕はすでにその形が持つエネルギーを感じ始めた・・・。
真ん中に置かれた石が不思議な光を放ち始める・・・。
その場所だけが特別な磁場を持つ。
おそらくこの時に磁石を近づけたら針がくるくると回るくらいに
狂ってしまうと思った。この形が磁力を持つもう一つの理由も
僕には分かった・・・ような気がした。
それは石の一つ一つが持つ地軸に対する磁力の平衡性を
彼は読んでいるのだ。石には微弱な磁力がある。
数十億年前にその石が出来た時・・・
その石の磁力は地球の磁場の方向に規則正しく沿っていた。
ラヒーリオはそれさえも読みながら規則正しく石を配置して行く
精霊だけが知ることのできるその緻密さに僕は感動を覚えた。
彼はその作業をまるで機械の正確さで進めて行く。
これがメディスンマンの家系に伝わる伝承の秘密・・・。
普通の人間が到達するのには気の遠くなるような厳しい
修行の時間が費やされる・・・。
それにラヒーリオはこのメディスンホイールを作る場所を
偶然選んだんじゃないってことも分かった。
おそらく強烈なパワーのレイライン(龍脈)の流れを
正確に彼は読んでいる。だからこの場所を彼は選んでいたんだ。
僕も精霊・・・そのくらいのことは感じることが出来る。
石の磁場とレイラインの龍脈が合わさった時に何が起きるか。
それは僕の想像を超えていた。
下はとても珍しい本物のメディスンホイールのセドナでの実写。クリックで拡大できるよ。
(セドナの赤い大地と神聖なメディスンホイール)
驚いた事に・・・彼はもうひとつ別のメディスンホイールを作り始めた。
なんと二つのメディスンホイールを作るなんて聞いたことがない。
僕はその時彼の表情に何かとてつもない決意を感じた。
今から何が始まるんだろう・・・。僕は緊張感につつまれる。
あたりの空気もいつもと違う気配につつまれてビリビリと
震え始めている・・・。
彼は最初の物と全く違うエネルギーを持つ二つ目の
メディスンホイールを慎重に作った。今度は真ん中が十字ではなく
渦巻き状になっている。僕はその渦巻きが宇宙のエネルギーを
集めるかたちになっていることを感じた。
(珍しい渦巻きメディスンホイール。これもセドナでの実写)
その渦巻きの中に何か凄い力が宿って周りの目に見えない
大地のパワーを吸い込み始めた。
そしてボクは二つのメディスンホイールが別々の役目をしている事を
知ることになる・・・。
続きはまたね・・・
(あの後僕は・・・凄いものをみたんだよ・・・転げ落ちそうになってる僕・・・びっくりしたなーも~)