奈良平安の高等数学・・・
奈良や平安時代における日本人が持っていた科学技術には
大きな謎がいくつかあります。
例えばこのシリーズ37章で触れましたが阿倍仲麻呂は
留学生として唐の国にいました。
吉備真備が唐人の陰謀にあってとらえられていた時に
「日月を封じた」ことにより吉備真備を助けたとあります。
つまり日食月食を起こしたということです。
これは起こしたというよりは予測してそれのことを
不吉な予兆として利用したと思われます。
それ自体が現代でも難しい天文学と高等数学を意味します。
日食や月食の予測は1900年代に入って初めて可能になった
高等技術です。
本当にそんなことが出来たのかどうかわかりません。
証拠がないからです。
ただ古代中国の文献には残っている可能性があります。
しかし証拠がはっきりと残っている不可解な事象がほかにあります。
その一つが百人一首です。
百人一首は100首の和歌から成り立っていますが
その歌にはそれぞれ附番がしてあります。
つまりすべての歌に番号がふってあります。
この附番を順番に並べると10桁の魔方陣になることが
知られています。
百人一首の魔方陣―藤原定家が仕組んだ「古今伝授」の謎をとく/徳間書店
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ちなみにあのダビンチ・コードを書いたダン・ブラウンの
最近作「ロスト・シンボル」はアメリカの首都ワシントンDCの
主要な建造物がフリーメイソンの設計によって配置されていると
言うことがあばかれています。
この小説のなかにもフリーメイソンの魔方陣の暗号が出てきます。
しかしこの魔方陣にしても3桁です。
10桁の魔方陣がどれほど奥が深いものかわかります。
さて・・・
昨日触れた龍安寺の石庭の石の配置にもなにやら不可解な
高等数学と設計技術の匂いがします。
古代日本の天文学や高等数学はどうひいき目に見ても
世界最高水準だったのです。
続きはまたね・・・