みんな元気ですか
昨日のつづき・・・
少し寄り道をします。
歴史は年代の断面図としてとらえるとそれは点です。
点は一つの現象の現れです。
点には必ず原因となる事象が元にあります。
繋がりのある点と点を結ぶと線になります。
集まるとそれは流れになります。
川の流れのように。
だから川の流れには時が流れます。
多くの文学や小説が舞台の背景の何気ない川の存在を
描写する時それは時間の流れを示唆しています。
川が出てくると主人公は子供から少年に、少年から若者に
成長していきます。あるいは事件は進展を見せます。
あるいは感情が変化を見せます。
あつく燃え上がった恋すらも思い出になるように。
物語に時間が封じ込められるとおはなしは俄然生きてきます。
自らの命を燃やし光を放つのです。
崇高な芸術は時間がいかにそこに流れているかで
深みを増します。文学のほかにも音楽や絵画までもが
例外ではありません。写真が芸術と呼ばれる絵画を
超えることが出来ない理由はそこにあるのかもしれません。
歴史が壮大なロマンだという最大の理由はそこにあると思います。
歴史は時の流れそのものなんです。
歴史には大いなる人間物語がそこに封じ込められています。
その意味で
この「陰陽師の謎」シリーズは以前書いたお話と深く繋がっています。
そのおはなしとは
「オリハルコン」・・・ピラミッドのキャップストーンからはじまり
→こちら
「秦の始皇帝の野望」へとつながり
→こちら
「徐福の夢」へと続き
→こちら
そして一部「山のもののけ」と重なるシリーズの流れをくみ・・・
→こちら
「龍の復権」へと続き・・・
→こちら
「契約のひつぎ」につながります。
→こちら
全部読むとかなり長い時間を要します。
いつか目にしていただければ幸いですが、
その中でも
このシリーズと直接背景が繋がるのが「龍の復権」シリーズです。
しかし過去のシリーズを読まなくてもできるだけ分かるように
したいとは思っています。
そのため、過去のシリーズを読まれた方にとっては
くりかえしの部分があるかと思います。
ご理解いただければ幸いです・・・(#⌒∇⌒#)ゞ
まだまだお話しは続きます・・・
(しー・・・)